PoIC 的生活

量を計る - PoIC の法則」では、このシステムに現れた「べき乗則(1/f)」について述べました。この法則は、「ロングテール」や「80:20 の法則」とも本質的に同じです。

私が驚いたのは、このような法則が私の目の前のシステムから現れたということです。 “To see is to believe” - この目で見てしまったものは、信じるより他ありません。そこで私は、この法則を自分の生活習慣にも取り込みはじめました。例えば、

* 一日のうち、10時間は働き、2時間は自分のための時間に充てる(80:20)
* 午前中2時間は必ず書き仕事のために確保し、午後8時間は読書や雑用に充てる(ロングテール)
* 一日に読む本は、仕事の本が8割、趣味の本が2割(80:20)
* 一週間7日のうち、5.5日を働き、1.5日を休む(80:20)

これによると、朝9時から働き始めれば、仕事が終わるのは20時(昼休み1hを含む)となります。また「6日働いて1日休む」といったことは、旧約聖書の昔から言われていることです。これといって特別には聞こえません。しかし、私は「べき乗則」というレンズを通して見たときに初めて、その理由を非常に合理的に理解できるようになりました。

私の中で一番大かった変化は、これを知ったことで、「休息」や「趣味」のために時間を使うことに対して感じていた「罪悪感」から開放されたことです。今では、日曜日も気兼ねなく休めるようになりました。

あまり厳密にしすぎても融通が利かなくなってしまうので、ある程度の流動性は残すようにしています。例えば、午前中の書き仕事で気分が乗ってきたら、無理に止めず午後も続けるようにする、など。この場合は、アウトプットとインプットの比率が 20:80 から 80:20 に入れ替わることもあります。いずれにせよ、午前中に書き仕事を据えることで、一日の仕事のペース配分に余裕が生まれます。

不思議なのは、上記4つの生活習慣を取り入れることで、私の生活に「リズム」が現れ始めていることです。最近では、朝6時に自然に目が覚めてしまいます。私は寝起きがとても悪い方で、以前の私にしてみれば、目覚まし時計もなしに6時に起き出すなんて、全く考えられないことです。この生活習慣の導入は、私がこれまでに試したどんなライフハックよりも効果的でした。複雑に見える私たちの日常生活の中にも、実は、単純な法則があるのかもしれません。

# Note : 「PoIC を通じて見えたこと」に編入。Ver. 3.0 へアップデート。

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