Trinity

Trinity

Flickr にて Belani さんに「GraphViz」というアプリケーションを紹介していただいたので、
以前描いたマインドマップを再構築してみました。

要素をとっかえひっかえして、最適化。
二つのものが一つに、下にあったものが上に。
最後に Illustrator で仕上げ。

マインドマップの再構築で、最終的に残ったのは、次の三つの要素でした。

– 再帰(Recursion)
– 創発(Emergence)
– 相転移(Tipping Point)

「再帰」とは、簡単に言えば「合わせ鏡」。
人が自分自身について考える。
PoIC を使って、目の前の PoIC について考える。
図の中の小ループが、この状態を表現しています。
合わせ鏡のループの中で、カードがどんどん増えていく。

「創発」とは、むくむくと湧き上がること。
カードが増えると、カード同士が相互作用し、組織化を始めます。
ドックの中の一枚一枚のカードは、任務を遂行する有能なエージェント達です。
紙と木でできたシステムは、一個の生命体へと変化します。

「相転移」とは、ちょっとしたきっかけでシステムの状態が変わること。
ちょんとつつくとザラザラと流れる、雪崩。
タスクフォースの編成と再生産。
結晶化、新しい「果実」。

自然界で例えると、
フィボナッチ数やフラクタルは、一つの演算(エージェント)を繰り返すことで(ループ)、
複雑なパターン・図形を生み出します(創発)。
パターンは、数字やルールを超えた、一個の生命体となります。
荒野に忽然と姿を現すアリ塚、都市、CPU、ブラックホール。
進化、革命、流行、中性子反応、水の三態(固体・液体・気体)、狂。
すべては一つの同じこと。

「相転移」の次は「再帰」に戻ります。全体が大きなループになっています。
ただし、前と同じ状態ではありません。
ループを真横から見ると、らせん状になっています。

「再帰」の小ループにも、「創発」と「相転移」があります。
「ああ分かった!」、「ああそうか!」は、瞬間的な「創発」と「相転移」。
ループ全体が小ループの中に織り込まれて、フラクタル状になっています。

「再帰」、「創発」、「相転移」をシンボルで表現すると?
日本神話の三種の神器(鏡、剣、玉)になります。

16 thoughts on “Trinity

  1. k

    m(. .)m

    再起←→合わせ鏡              ・・・! 同じですね

    フラクタル ・・・再起→創発         ・・・なるほど

    PoIC 自分について考える ・・・合わせ鏡

    ——————
    脳      ・・・ 鏡
    脳とPoIC ・・・ 合わせ鏡

    ——————
    鏡を見る自己意識

    HAL9000

     CPU
     ↓ ↑
     CPU

    ——————

    Reply
  2. k

    m(. .)m

    > 「再帰」の小ループにも、「創発」と「相転移」があります。
    > 「ああ分かった!」、「ああそうか!」は、瞬間的な「創発」と「相転移」です。

    Aha!体験 ・・・ 0.5秒以下の「創発/創転移」!

    ———————————————

    頭のメモリ(カード) → イメージ化 → まとめ

    0.5秒以下の瞬間(瞬き) ・・・ ヘビの脳

    景色を見て瞬間に捕らえる、脳(鏡)・・・ヘビの脳

    のように、
    カードを俯瞰して、瞬間的にイメージ化

    ①鏡(PoICカード)  ←合わせ鏡→  ②鏡(脳)

    Reply
  3. k

    m(. .)m

    こちらのブログの記述やキーワードで、ふとしたときに、気づかされることが多いです m(. .)m
    インスパイアされてひらめく感じです。
    野帳では追いつかず、忘れないうちにキーボードで打ち込むのが精一杯です。
    (勘違いや間違いもあるかも、です(^^;;)

    ——————————–
    (1) わ!と思って、
    (2) 忘れないうちに、該当部分(トリガー)を引用させてもらって、
    (3) イメージをキー入力する

    ・・・自分の書いたものを、後から見ると、、ちょっと不思議な感じがします。
      そして、丁寧に書くべきところを、コメント欄の修正、追加等が出来ず、自分で書いたものが、書き散らしたようなイメージを受けます、すみませんm(. .)m

    4日ほど前、急遽ブログを作り、そちらに書く練習をしています。

    ——————————–
    (引用)
    >小ループ
    >フラクタル状になっています
    http://poic-kf33.blogspot.com/2009/04/blog-post_4086.html

    Reply
  4. Hawk Post author

    >>kさん

    アイディアは思い付いた時につかまえるのが一番です。
    似ている情報は近くにあった方が良いと思います。

    > (勘違いや間違いもあるかも、です(^^;;)

    これは良い方に働くことも多いですよ。
    文章を遺伝子コードとすると、誤字はアイディアの突然変異。
    思い掛けない発見・つながりが産まれます。:)

    こちらのブログのコメント欄は、いつでも・いくらでも使っていただいて結構です。
    コメント→創発、Emergence

    Reply
  5. k

    m(. .)m 凄くありがとうございます。感謝です(TT)

    やはり、こちらのコメント欄が、一番ダイレクト感がありますm(. .)m

    自分のブログだと、修正・追加できることが利点だと気づきました。
    ただ、この修正は、人に見せるための要素が大きいんですね。自分の書いたものは、不完全でも分かるんですよね。

    しかし、このブログは大勢が見るものなので、本当にすみません、というイメージを表しています ・・・(こいつ)→m(. .)m

    ————————
    今、Hawkさんの、「目前のプレゼンに対するタスクフォース」を参考に、作業させてもらっています。
    http://www.flickr.com/photos/hawkexpress/272045126/

    書き溜めたもの、ではなく、カードを消費しつつ、考えを羅列・展開という感じで。

    カードなら、裏紙を小さく切ったものでもいいや、と思っていましたが(コレクト情報カードもったいない)、コレクト情報カードを消費しながらやってみると、なんだかいい感じ、です。

    Reply
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  7. k

    m(. .)mメモさせてください。

    マックスウェル方程式と、

    電磁場のスピンのつながりと、

    電磁波の伝播と、

    ペンローズのツイスターの図と、

    が、

    全て、相補的なA→B→A→・・・

    で、イメージ(絵)のレベルで、つながりました

    それは、このトリニティの図の延長であったり、
    相補的なプログラム(LISP)であったり、

    全てがつながりました。

    Reply
  8. k

    m(. .)m (!)

    >これもコイルに流れる電流と磁場に見えてきました。
    >A がらせん運動すると、双対するBが生まれる?

    ほんとにそうですね(!!)

    思いつきませんでした(!!)

    Aの螺旋運動にBが同時に出来るのがおもしろいですね(!)

    上に行くために上を目指すのはGTD的で、
    しかし、蓄えて一見遠回りにみえるのがPoIC的で(水泳、離岸流の話も)

    ———

    続きを書いていたらものすごく長くなり、以下のページにコピペをしましたm(. .)m

    http://poic-kf33.blogspot.com/2009/06/blog-post_23.html

    トラックバックという機能があればよいのかもしれませんが、上記のgoogleのブログには無いようなのです。

    Reply
  9. k

    m(. .)m

    ペンローズの説ですが、「意識」は波動関数の「収縮」

    これは、Trinityで言われている「創発」と同じではないだろうか。

    Trinityから考えると、さらに、その前の「再帰」状態から「創発」状態への流れも含めて、

    (1)再帰
    ・頭の中のもやもや状態
    ・量子的には、不確定状態
    ・複数の合わせ鏡の間で、映像が行きかっている状態

      ↓

    (2)創発
    ・「Aha!」 ・これ!
    ・量子的には、波動関数の「収縮」
    ・焦点をあわせて、映像が一つにまとまる(輪郭がはっきりする)

    さらに、Trinityではその先(相転移)についても言及されている。

    ——————————————-

    (Ref: Wiki ペンローズ)

    (1)
    >「脳内の神経細胞にある微小管で、波動関数が収縮すると、意識が生起する」

    (2)
    >量子論には波動関数のユニタリ発展(U)と、波束の収縮(R)の2つの過程が(暗に)含まれているが、現在の量子力学の方程式ではUのみを記述しており、

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA

    >「脳内の神経細胞にある微小管で、波動関数が収縮すると、意識が生起する」というのである。(「意識」の項にその仮説の解説あり。参照のこと)

    >量子論には波動関数のユニタリ発展(U)と、波束の収縮(R)の2つの過程が(暗に)含まれているが、現在の量子力学の方程式ではUのみを記述しており、それだけでは非線形なR過程は説明がつかない。すなわち、現在の量子力学の定式化はRが含まれていないため不完全であるとする。そして、Rに相当する未発見の物理現象が存在していると考え、量子重力理論の正しい定式化には、それが自ずと含まれているだろうと唱えた。

    Reply
  10. Hawk Post author

    >>k さん

    面白いなぁ。:)

    >Trinityから考えると、さらに、その前の「再帰」状態から「創発」状態への流れも含めて、

    私のイメージだと、波動の収縮は「相転移」ですね。

    エントロピーモデルをイメージしながら説明すると、

    「再帰」は、エントロピーの坂の上りはじめ〜坂を上っていく過程。エンジン、ループがまわりながら坂を上っていく。

    「創発」は、坂を上っていく過程でエントロピーが増加していくところ。「もやもや」がむくむくと立ち上がってくる。例えば、雲がわき上がって入道雲(一つの人格?)になるように、荒野にポツリと現れるアリ塚のように、ガウス分布の形のように。エマージェンス。

    「相転移」は、蓄積したエントロピーがある一点ですとーんと落ちるところ。例えば「腑に落ちる」という言葉。ピカッ。これが波束の収縮。

    k さんの言う(1)→再帰および創発、(2)→相転移 というイメージ。

    Reply
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  12. k

    今改めて、この考え方は面白いと思います。
    燃えるろうそくや原発の中の核分裂反応、わき上がり雨粒となって落ちる雲、実を落とす木もこれだなあ等、思います。

    複雑系とは何か、ということについて、
    このブログでは、それは(1)「複合系」であること、(2)その要素は「再帰・創発・相転移」であること、(3)その順序は「再帰→創発→相転移」という構造であること、またその「形」は(4)フラクタル構造であり、らせん状に伸びていくものであること、まで言われていますm(. .)m

    おそらくまだ世の中では1980年代の終わりとかそのくらいから言われ出した、日本語では「複雑系」と暫定的に言われている今後変わってゆくかもしれないその言葉や概念を、単純な「形」で表しています。

    他の本などをみても、そこまで簡単な言葉と形でモデル化して表したものは見ないです。
    このブログで提案されているモデルは、

    複雑系=複合系∋{再帰・創発・相転移}

    再帰→創発→相転移→再帰→創発→相転移→・・・

    のような感じで表されるように思います。

    {再帰・鏡}の中の{粒・物質}の相互作用が{一定以上・閾値}を越えると{剣・創発・臨界状態・流体・運動を伴う物質・流体}になり、それが{一定値・閾値}を越えると{玉・相転移・情報・エネルギー・意味や意義}になる。

    他の記述では、Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%87%E9%9B%91%E7%B3%BB)でも、いわゆる「複雑系」について、それがもつ要素(再帰・創発・相転移の3つなのか、もっとあるのか、2個や1個づつでも言い表すのか)や構造(再帰→創発→相転移の順なのか、さらにここで言われるようなフラクタルかつらせん構造なのか)について、これ以上、またはこの他のオリジナルなモデルで言い表したものは見ません。
     たいてい、複雑系の歴史・系譜や、含まれる分野のリストを力学・経済など分類分けしたもの、たくさんの事例を順次説明する、的な記述です。これらは、Trinity的な見方からすれば、①{鏡・再帰・ここの複雑系の事象を入れた箱}を②{剣・創発・表・リスト化・順序化}するまでの、3段階中のまだ2段階目のように思いますm(. .)m
     Trinityと同じか、違うのか、メタ的な立場から「複雑系」をあらわした独自の{1つ・一言}の{モデル・プロトタイプ・図}で表した「玉」を、他の記述ではまだ見ていないです。
     このブログでは、「複雑系」を「複合系」とし、その構造まで表していますが、他では、まだ「複雑(カオス)な系(リスト化)」という段階に見えますm(. .)m

    Reply
  13. Hawk Post author

    >>k さん

    違いが分かるというのは重要です。
    k さんはもうかなりのレベルにいるということです。:)

    Reply
  14. k

    このブログはやはり凄いですね。
    (メモ)
    これって、電磁場を三角形で表したものです。

    Reply

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