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ここでは、PoIC システムを陰で支える道具たちを紹介します。

カード書き三点セット

ペン

PoIC で使うペン類。一番上がパイロットのドローイングペン(S-15DR5-L)。一本150円。

私はカードを書くのに適したペンを求めて、色々な種類のペンを実際に買って試してみました。鉛筆に始まり、ボールペン、水性顔料、そして油性染料。その中で、カードを書くのに必要なペンの機能は、次の三点であることが分かりました。

  1. 視認性が高いこと
  2. 消えないこと
  3. 弱い筆圧でも書けること

私たちの書いたカードは、すべてドックに保存されていきます。ドックの中のカードをめくっている時に、字が見えやすいということは大切です。また、PoIC は、長期間にわたる使用を前提としています。カードの文字が消えてしまうことは、その記録を失うことを意味します。三番目は、カードを何十枚書いても、手が疲れないようにするためです。物理的な労力は極力少なくしておきます。

コレクトの情報カードは、表面がなめらかなので、鉛筆で書いた字は擦れた時にボケてしまいます。私は字を濃く書く習慣があるので、ボールペンで書いているとすぐに手が痛くなってしまいます。油性染料は、文字が太過ぎるし、臭いも気になります。

最終的に残ったのは、水性顔料でした。私がいま使っているのは、パイロットのドローイングペン(S-15DR5-L)です。これは製図用のペンで、ペン先が十分強く、インクは耐水性です。筆跡幅 0.5 mm、目に優しい青インクを使っています。

カードトレイ

カードトレイは手の届く範囲に置いておく(拡大する)。

新しいカード(ブランクカード)は、箱やトレイに入れて、机の上に置いておきます。自然と目に入る場所、手の届く範囲に置いておくのがポイントです。私は以前、プラスチックの箱(コレクト CB-5332PE)を使っていました。しかし、新しいカードを縦置き(stack)にすると、とても取り出しにくく、これが心理的な抵抗となって、書くカードの枚数まで減ってしまいました。カードをたくさん書く PoIC では、カードの取り出しやすさは「極めて」重要です。

この経験を踏まえて、カード入れに対する要求は、次のようになりました。

  • 机の上に置いても場所を取らないもの
  • カードを横置き(pile)にするもの

私の場合、カード入れとして必要だったのは「箱」ではなく「トレイ」でした。そこで、最適なカードトレイを求めて、文房具屋を渡り歩きました。しかし、なかなかカードに合うものが見つかりませんでした。ある日、文房具用品とはまったく違うところで、ようやく 5x3 情報カードにぴったりのトレイを発見しました。100円ショップのキッチンコーナーに売っていた、料理用のプラスチックトレイです。3枚で100円。余った2枚のトレイには、ペンやスタンプを入れて、同じく机の手の届くところに置いています。

マット

PoIC の特徴の一つである「タグ」を付ける時、どうしてもカードからペンがはみ出してしまいます。汚れても良いように「マット」を使います。私が使っているのは、工作用のカッティングマットです。サイズは 5x3 カードが4枚分ぐらいの大きさで、下敷きに比べて厚みがあります。緑色で 1 cm x 1 cm の方眼が入っています。Flickr に投稿するカードの写真を撮る時には、背景としても使います。

私の机の上には、ノートパソコン、本、ドック、カードトレイ、ファイルトレイ、ペン、スタンプなど、色々なものが置いてあります。その中で、マットを使うことでカードを書くスペースを明示的に確保します。ペン、カードトレイ、マットの3点セットを持っていけば、リビングやキッチンのテーブルの上でもカードが書けます。出張に行く時には、icPod と一緒にマットも持っていきます。

タイムスタンプ

スタンプ

野帳に使うスタンプ(拡大する)。

野帳の日付には、ゴム製のスタンプを使います。日付にスタンプを使うことで視認性が高まります。手近にスタンプがある時に、野帳のページ上部に日付をポンポンと押していきます。

右の写真のスタンプは、100円ショップで購入しました。ペンの色に合わせて、インクは青を使っています。文房具屋を巡ってみると、色々なバリエーションのスタンプを目にします。どれを使おうか、あれこれ悩むのも楽しいです。

電波時計

PoIC では、カードに固有の名前を定義するために、日付+時刻のタイムスタンプを書き込みます。タイムスタンプに使う時計は、壁掛け時計、目覚まし時計、腕時計、パソコンのメニューバーの時計、自分の腹時計、なんでも結構です。

カードを書く環境の近くに時計を置いておくと、目の移動が少なく楽です。腕時計は、外して目の前に置いておきます。アナログ時計の場合、時計の針を読んで、頭の中で4桁の数字(例えば15:58)に変換する必要があります。タイムスタンプに使う時計としては、デジタル時計の方が幾分楽です。

私がいま使っているのは、カシオの電波時計「Wave Ceptor」(DQD-230J) です。日付、曜日、24時間表示で、文字は大きく見やすいです。電波時計なので、時刻も正確です。単三電池(x2)駆動で1年間持ちます。PoIC 用の時計としては申し分ありません。私は自宅用と会社用に1台ずつ購入しました。

ラベルプリンター

David Allen 氏は「Getting Things DONE」(2002)の中で、ラベルプリンターについて「驚くほど重要なツール(surprisingly critical tools)」と述べています(p. 93)。

その理由は「視認性」です。ラベルの視認性が良いだけで、資料にアクセスする頻度が高くなります。

ラベルプリンターは、バインダーや文房具入れのラベルなど、さまざまな場面で役に立ちます。私がいま使っているのは、キングジムのエントリーモデル 「TEPRA SR220」です。SR220 は、電源アダプターがとても大きいので、電池を使った方が良いでしょう(単三電池x6)。実際の使用時間が短いのと、構造的に電池の消耗が少ないので、電池交換は一年に一度程度です。電源コードに束縛されないので、持ち運びにも便利です。

PoIC において、ラベルプリンターは以下の場面で使用します。

  • ドックの月ごとの仕切り(2006.04, 2006.05, ...) : 6 mm 透明テープ
  • icPod の週ごとの仕切り (Monday, Tuesday, ...) : 6 mm 透明テープ
  • 野帳の巻数 (I, II, III, IV, V, ...) : 12 mm 白テープ

ラベルプリンターは、PoIC で使う道具の中では比較的値段の高い部類に入ります。しかし、他にもたくさん使い道があるので、1台持っていても損はないでしょう。

Tips

  • ドックにラベルを貼る時には注意して下さい。ラベルの粘着部分が剥がれなくなります!

ダーマトグラフ

ダーマトグラフ(拡大する)。

‎ ダーマトグラフは、ロウの入った芯を、紙で巻いたものです。芯が短くなったら、ヒモを引っ張り、切れ目から紙をクルクルとむいて、新しい芯を出します。鉛筆削りは不要です。ダーマトグラフは梅棹(1969)板坂(1973)にも登場します(梅棹(1969)ではデルマトグラフと表現)。

ダーマトグラフは、本に線を引く時に使います。以前は鉛筆を使っていたのですが、黒一色で本を読むよりも、色を塗りながら読む方が断然楽しいことに気付きました。子供の頃のぬり絵と同じです。何本かまとめて買っておいて、読んでいる本一冊に一本、しおり替わりに挟んでおきます(これは野帳とシャープペンシルの関係と同じ)。

いろいろ試してみて、私が気に入った色は、黄色とピンクでした。ピンクは、線の濃淡で重要度を表現することもできます。ダーマトグラフは三菱鉛筆から販売されています。全部で12色あるので、自分の好みに合わせて色を選んで下さい。